販促カレンダー — 季節イベントとPOPの年間計画

最終更新: 2026-08-07 ・ 約8分で読めます

販促カレンダー — 季節イベントとPOPの年間計画

店頭販促には「追い風の日」があります。バレンタイン、ゴールデンウィーク、ハロウィン、年末年始——お客様の財布のひもが自然とゆるむ季節イベントです。この追い風を活かせるかどうかは、当日の頑張りではなく事前の準備で決まります。この記事では、1年分の販促イベントと、POP準備の前倒しスケジュールをまとめます。

1〜12月の販促イベント早見表

  • 1月: 正月・初売り・福袋・成人の日。「新春セール」「初売り」の定番月
  • 2月: 節分・バレンタイン。チョコ以外でも「ご褒美」「贈り物」訴求が効く月
  • 3月: ひな祭り・ホワイトデー・卒業・送別会・引っ越しシーズン。「新生活」需要の始まり
  • 4月: 入学・入社・お花見・歓迎会。「新生活応援」「はじめての方へ」が刺さる月
  • 5月: ゴールデンウィーク・母の日・こどもの日。行楽とギフトが重なる繁忙月
  • 6月: 父の日・梅雨・ジューンブライド。雨の日サービスなど閑散期対策も
  • 7月: 七夕・お中元・夏のボーナス・土用の丑の日・夏休み開始
  • 8月: お盆・夏祭り・帰省需要。手土産・まとめ買いの提案が効く月
  • 9月: 敬老の日・お月見・シルバーウィーク・防災の日
  • 10月: ハロウィン・衣替え・スポーツの秋・食欲の秋。「秋限定」が最も動く月
  • 11月: 七五三・ブラックフライデー・ボジョレー解禁。年末商戦の助走期間
  • 12月: クリスマス・お歳暮・忘年会・大晦日・年末セール。1年最大の商戦月

すべてのイベントに乗る必要はありません。自店のお客様と相性の良いイベントを年間5〜6個選び、それを毎年確実に、少しずつ上手にやるほうが成果につながります。全国的なイベントに加えて、地元の祭り・学校行事・給料日といった地域ならではの「お金が動く日」も、自店だけの販促カレンダーに書き加えておきましょう。

POP準備は「3週間前」から逆算する

季節販促の失敗で最も多いのは「気づいたら直前だった」です。次の逆算スケジュールをカレンダーに登録してしまいましょう。

  1. 3週間前: 企画を決める(対象商品・特典・期間)。フェアの内容が決まればPOPの文言はすぐ書けます
  2. 2週間前: POPを作成・印刷する。フェア・キャンペーンPOPセールPOPのテンプレートを使えば作成自体は数分です
  3. 1週間前: 「予告」を掲示する。「○日からハロウィンフェア開催」の予告は、当日の初速を大きく変えます
  4. 当日〜期間中: 掲示・売れ行きを見て文言を差し替える
  5. 終了日: 必ずその日のうちに撤去する。終わったイベントのPOPほど店を古く見せるものはありません。剥がす担当と日付を、貼るときに決めておきましょう

予約商材はさらに早い。告知の目安

おせち・クリスマスケーキ・恵方巻などの予約商材は、一般の季節POPより大幅な前倒しが必要です。予約の締め切りから逆算します。

  • おせち: 9月下旬〜10月に告知開始が一般的。早期予約割引とセットにすると出足が読めます
  • クリスマスケーキ: 11月上旬には予約POPを掲示。「早期特典は○日まで」で前倒しを促す
  • 恵方巻: 1月中旬から。当日販売分と予約分の区別を明記するとトラブルを防げます
  • 母の日・お中元・お歳暮ギフト: 3〜4週間前から。「配送承ります」の一言も忘れずに

イベントの「終わり方」まで設計する

季節販促は始め方だけでなく、終わり方の設計も重要です。終わり際の数日は、実は売上とお客様の印象の両方を左右します。

  • ラストスパート告知: 終了3日前から「○日まで」を大きくしたPOPに差し替えると、迷っていたお客様の駆け込みが生まれます
  • 売り切りの判断: 季節商品は持ち越すと価値が急落します。最終日の「見切り」の価格と掲示をあらかじめ決めておく
  • 次への橋渡し: 撤去と同時に「次は○○フェア」の予告を貼れば、売場に空白期間ができません

「売り逃し」を防ぐ仕組みづくり

季節販促は毎年同じことの繰り返しです。仕組み化すれば、年々ラクに、年々上手になります。

  • 今年やった販促の「開始日・POP・売れ行き・反省」を1行でもメモしておく。来年の自分への最高の引き継ぎ資料になります
  • POPのデータを保存しておけば、来年は日付を変えるだけで再利用できます
  • 店のカレンダーに「準備開始日」のほうを登録する(イベント当日を登録しても間に合いません)
  • 閑散期(2月・6月など)こそ独自イベントの作りどき。「雨の日割」「創業祭」「お客様感謝デー」は時期を自分で決められる、自店だけの追い風です
  • POPの作成担当を1人に固めない。テンプレートを共有しておけば、誰でも同じ品質で作れる体制になります

まとめ

季節イベントは、やってくることが1年前から分かっている「予定された追い風」です。自店に合うイベントを選び、3週間前から逆算して準備し、予約商材はさらに前倒しで告知する。印刷まわりの段取りはPOPの印刷ガイドにまとめています。まずは次のイベントの「準備開始日」を、今日カレンダーに入れるところから始めましょう。

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