POPは「作って終わり」ではなく「きれいに印刷して掲示する」までが仕事です。この記事では、用紙サイズの選び方から、パソコン・iPhone・Android それぞれの印刷手順、プリンターがないときのコンビニ印刷、うまく印刷できないときの直し方までをまとめます。
- パソコン(Chrome / Edge)で印刷する
- iPhone / iPad(Safari)で印刷・PDF保存する
- Android(Chrome)で印刷・PDF保存する
- コンビニで印刷する(セブン・ローソン・ファミマ)
- うまく印刷できないときの直し方
用紙サイズの使い分け
- A4(210×297mm): 掲示物の基本サイズ。壁・入口・イーゼルなど、1〜3m離れて見るPOPに
- A5(148×210mm): A4の半分。棚札・卓上POP・レジ横など、近距離で見るPOPに
- B5(182×257mm): A4より一回り小さい。掲示スペースが限られる壁面や、ノート大の案内に
- 縦向き: 情報を上から順に読ませたいとき(営業時間・メニューなど)
- 横向き: 遠くから一瞬で見せたいとき(案内サイン・プライスカードなど)
用紙サイズはエディタ上部の用紙メニューで切り替えます。印刷時は、ここで選んだサイズと印刷画面の用紙サイズを必ず一致させてください。ずれていると余白や文字切れの原因になります。
小型カード・卓上POPを作る
値札や商品説明、QR案内の対応テンプレートでは、「置き方・印刷する形」から小型カードと卓上POPを選べます。
- 小型カード:切り取った後のサイズと枚数を指定すると、A4縦に並びます。値札は60×40mm、90×55mm、95×65mmから選べます。商品説明・QR案内は95×65mmです。
- 商品ごとのPOPを「名前を付けて保存」しておくと、保存した他のPOPを選んで同じA4に並べられます。最大60枚まで、収まらない分は次のページに続きます。
- 卓上POP:A4に1個ずつ印刷します。外枠を切り、破線3か所を折り、底面の端をのりしろに貼ります。表示面は120×85mmで、表裏に同じ内容が入ります。
印刷倍率は100%(実際のサイズ)にしてください。「用紙に合わせる」を使うとカードが小さくなります。最初の1枚で寸法とQRコードの読み取りを確認すると安心です。
写真付きPOPの保存と受け渡し
商品説明カードや写真付きメニューには、端末の写真を入れられます。写真と編集内容はこのブラウザに保存されます。別の商品を作るときは「別のPOPとして複製」を使ってください。別の端末に渡す場合は「写真付きの保存ファイルをダウンロード」し、相手の端末で読み込みます。編集リンクには写真が含まれません。印刷済みの見た目を渡す場合はPDFを保存してください。
用紙の選び方
コピー用紙(普通紙)でも十分ですが、用途に合わせて用紙を変えると見栄えが一段上がります。
- 普通紙: 短期掲示・貼り替え頻度が高いPOPに。コストが最安
- 厚口マット紙: 卓上POP・棚札に。しっかりして高見えします
- 光沢紙: 写真を使わないPOPには不要なことも。反射で読みにくくなる場所に注意
背景色が印刷されないときは「背景のグラフィック」をON
ブラウザは初期設定だと、インク節約のためにWebページの背景色を印刷しません。本サイトでは印刷用のスタイルで背景色を強制的に印刷する設定にしているため、通常は何もしなくても色地のPOPがそのまま出力されます。
ただし、古いブラウザや一部のプリンタードライバはこの設定を無視することがあります。印刷プレビューでは色が付いているのに印刷物が白地になる場合は、印刷画面の「詳細設定」(Edge では「その他の設定」)を開き、「背景のグラフィック」をONにしてから印刷してください。それでも白い場合は、プリンター側の「インク節約」「トナーセーブ」「モノクロ」が有効になっていないか確認します。
パソコン(Chrome / Edge)で印刷する
Windows・Mac どちらも手順は同じです。プリンターに直接印刷する場合と、PDFに保存する場合の両方を説明します。
「保存・印刷」を押すと、PDF保存かプリンター印刷を選べます。用紙サイズやサンプルのままの項目を確認してから、次の画面へ進んでください。確認は毎回表示されます。
プリンターに印刷する
- エディタの「保存・印刷」から出力方法を選び、次の画面へ進む
- 「送信先」(Edge では「プリンター」)で使うプリンターを選ぶ
- 「詳細設定」(Edge では「その他の設定」)を開く
- 「用紙サイズ」をエディタで選んだサイズ(A4・A5・B5)に合わせる
- 「余白」を「なし」にする
- 「倍率」は「既定」または「100%」のままにする(「ページに合わせる」にしない)
- プレビューが1ページに収まっていることを確認して「印刷」を押す
- まず1枚試し刷りして、色と文字切れを確認してから必要枚数を印刷する
PDFに保存する
- エディタの「保存・印刷」から出力方法を選び、次の画面へ進む
- 「送信先」で「PDF に保存」(Edge では「PDF として保存」)を選ぶ
- 上と同じく、用紙サイズをエディタと合わせ、余白を「なし」にする
- 「保存」を押すと保存先を聞かれるので、デスクトップやダウンロードなど分かる場所に保存する
PDFのファイル名は「テンプレート名_用紙サイズ」の形になります。コンビニ印刷アプリに登録するときや、あとで印刷し直すときに、どのPOPか分かるようにしてあります。Mac の Safari で印刷する場合は、印刷画面の左下にある「PDF」メニューから「PDFとして保存」を選びます。
iPhone / iPad(Safari)で印刷・PDF保存する
iPhone・iPad からは、Wi-Fi でつながった AirPrint 対応プリンターに直接印刷するか、PDFに保存してコンビニで印刷します。
プリンターに印刷する
- エディタの「保存・印刷」で出力方法を選んで進むと、Safari の印刷画面が開く
- 「プリンタ」で使うプリンターを選ぶ
- 「用紙サイズ」をエディタで選んだサイズ(A4・A5・B5)に合わせる
- 「両面」がONになっていればOFFにする
- 下のプレビューが1ページに収まっていることを確認して「プリント」を押す
iOS では、サイト側の用紙指定が印刷画面に反映されないことがあります。用紙サイズが「レター」や、エディタと違うサイズになっていると、余白が出たり端が切れたりします。印刷前に必ず「用紙サイズ」を確認してください。プリンターを選ぶまで「用紙サイズ」の項目が出ない機種もあります。
PDFに保存する
iPhone の印刷画面には「PDFに保存」の項目がありません。次の操作でPDFにします。
- エディタの「保存・印刷」→「PDFで保存」→「PDF保存の画面を開く」の順に押す
- 「用紙サイズ」をエディタで選んだサイズに合わせる(プリンターは選ばなくてよい)
- 下に出ているページのプレビューを、2本指で広げる(ピンチアウト)またはタップして全画面表示にする
- 画面の共有ボタン(四角から矢印が出たアイコン)を押す
- 「"ファイル"に保存」を選び、保存先(iCloud Drive または このiPhone内)を選んで「保存」
保存したPDFは「ファイル」アプリから開けます。コンビニ印刷アプリに登録するときは、アプリ側でこの「ファイル」の中から選びます。
Safari の共有メニューにある「オプション」→「PDF」は、画面に見えているページをそのままPDFにする機能で、編集画面の入力欄やボタンまで入ってしまいます。POPのPDFを作るときは、上の印刷画面からの手順を使ってください。
Android(Chrome)で印刷・PDF保存する
Android では、Chrome の印刷ボタンから Android 標準の印刷画面が開きます。機種によって項目の並びが少し違いますが、内容は同じです。
プリンターに印刷する
- エディタの「保存・印刷」で出力方法を選んで進むと、印刷画面が開く(プレビューの読み込みに数秒かかることがあります)
- いちばん上のプリンター名を押して、使うプリンターを選ぶ(同じ Wi-Fi に接続したプリンターが出ます)
- プリンター名の右にある「v」を押して設定を開く
- 「用紙サイズ」をエディタで選んだサイズ(A4・A5・B5)に合わせる
- 「向き」をエディタと同じ(縦または横)にする
- 「カラー」が「白黒」になっていれば「カラー」にする
- 右側の印刷ボタンを押す
PDFに保存する
- エディタの「保存・印刷」→「PDFで保存」→「PDF保存の画面を開く」の順に押す
- いちばん上のプリンター名を押して「PDF形式で保存」を選ぶ
- 「v」を押して設定を開き、「用紙サイズ」と「向き」をエディタと合わせる
- 右側の「PDF」ボタンを押す
- 保存先を聞かれるので、「ダウンロード」フォルダなど分かる場所を選んで「保存」
保存したPDFは「Files」または「ファイル」アプリの「ダウンロード」から開けます。Android の印刷画面には「余白」と「背景のグラフィック」の項目がありませんが、本サイト側で余白なし・背景色ありの設定にしてあるため、そのまま印刷できます。
コンビニで印刷する(セブン・ローソン・ファミマ)
プリンターがなくても、スマホで作ったPDFをコンビニのマルチコピー機で印刷できます。A4カラー1枚が数十円で、家庭用プリンターより発色がきれいなことも多いです。先に上の手順でPDFを保存しておいてください。
セブンイレブン(netprint)
- 「かんたんnetprint」アプリを入れる(会員登録は不要。有効期限が長い「netprint」アプリ・サイトは会員登録が必要)
- アプリで「+」を押し、「ファイルを選ぶ」から保存したPDFを選ぶ
- 用紙サイズ(A4またはB5)とカラーを選んで登録する
- 8桁の予約番号が発行される
- 店頭のマルチコピー機で「プリント」→「ネットプリント」を選び、予約番号を入力する
- 内容を確認して料金を支払い、印刷する
ローソン・ファミリーマート(ネットワークプリント)
- 「ネットワークプリント」アプリを入れる、またはサイト・LINE公式アカウントを開く
- 「ファイルを登録」から保存したPDFを選ぶ
- 用紙サイズ(A4またはB5)を選んで登録する
- 10桁のユーザー番号が発行される
- 店頭のマルチコピー機で「ネットワークプリント」を選び、ユーザー番号を入力する
- カラーと枚数を選んで料金を支払い、印刷する
ローソンでプライスカード・POPのPDFを印刷する
自作した値札を印刷する場合は、先にこのサイトでPDFを保存し、ローソンのマルチコピー機へ渡します。ここで紹介するのは一般店舗向けの自作カードの印刷方法です。ローソン店舗で使用する専用のプライスカードの発行方法ではありません。
- プライスカードを作り、「保存・印刷」でカードのサイズと枚数を選びます。
- A4のPDFとして保存し、端末で開いて商品名・税込価格・カット線を確認します。
- スマホならPrintSmash、パソコンならUSBメモリーなど、対応する方法でPDFを用意します。
- 店頭のマルチコピー機で文書(PDF)プリントを選び、画面の案内に従ってデータを読み込みます。
- A4・希望のカラーを選択します。サイズ調整の設定を確認し、まず1枚印刷してカードの寸法を測ります。
PDFの対応形式、利用できるメディア、設置機種や料金はローソン公式「新型マルチコピー機について」をご確認ください。パスワード付きPDFなど利用できないデータもあります。印刷代は当サイトの無料作成とは別にかかります。
コンビニ印刷の注意点
- A5用紙はコンビニにありません。A5のPOPを印刷するときは、エディタで用紙を「A4」に切り替えてPDFを作り直すのが確実です。A5のPDFのまま登録する場合は、A4を選んで印刷し、余った部分を切って使います
- B5は両サービスとも印刷できます。縦型のテンプレートはB5にも対応しているので、B5に切り替えれば切らずに使えます。横型のテンプレートはA4に切り替えてください
- マルチコピー機はフチなし印刷ができないため、四辺に数mmの白フチが出ます。気になる場合はカッターで切り落としてください
- 登録したPDFの有効期限は、翌日から1週間程度です(サービスと登録方法で異なります)。登録した日のうちに印刷するのが安全です
- PDFのファイル名は「テンプレート名_用紙サイズ」になっています。複数のPOPを登録するときは、この名前で見分けてください
うまく印刷できないときの直し方
よくある症状と原因、直し方をまとめました。ほとんどは「用紙サイズの不一致」と「余白の設定」のどちらかです。
| 症状 | 主な原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 四辺に白い余白が出る | 印刷画面の「余白」が「既定」や「標準」のまま。または、プリンターが用紙の端まで印刷できない機種 | 「余白」を「なし」にする。家庭用プリンターは端3〜5mmが印刷できない機種が多いので、「フチなし印刷」対応機はプリンター設定でフチなしをONにする。非対応機は白フチを切るか、色地のないテンプレートを使う |
| 2ページ目に白紙が出る | エディタの用紙と印刷画面の用紙サイズが違う(A5で作ってA4で印刷など)。または「倍率」が100%より大きく、はみ出した分が次のページに送られている | 用紙サイズと向きをエディタと同じにする。「倍率」を「既定」または「100%」にする。応急処置として、印刷画面の「ページ」で「1」だけを指定する |
| 文字や枠の端が切れる | 用紙サイズや向きの不一致。または「倍率」が「ページに合わせる」になっている | 用紙サイズと向きを合わせ、余白を「なし」にする。長い文字を入れて枠からはみ出している場合は、エディタのプレビューで確認しながら文字数を減らす |
| 背景が白い・文字だけ灰色で出る | ブラウザやプリンタードライバが背景の印刷を省いている。または、プリンター側のインク節約・モノクロ設定 | 「背景のグラフィック」をONにする。プリンターのインク節約・トナーセーブ・モノクロをOFFにする |
| 色が薄い・にじむ | 印刷品質が「標準」や「はやい」。普通紙にインクが多すぎる | プリンター設定で品質を「きれい」にする。厚口マット紙に変えると発色が安定します |
| 「アプリ内のブラウザでは印刷できません」と出る・印刷画面が開かない | LINE などアプリ内のブラウザで開いている(次の項目を参照) | Safari や Chrome などのブラウザで開き直す |
LINE などアプリ内のブラウザでは印刷できません
LINE・Instagram・X・Facebook などのアプリの中でリンクを開くと、アプリ内蔵のブラウザで表示されます。アプリ内蔵のブラウザは印刷とPDF保存に対応していないため、本サイトでは印刷ボタンを押すと「アプリ内のブラウザでは印刷できません」という案内を出します。次の方法で、通常のブラウザに切り替えてください。
LINE で開いている場合
- 印刷ボタンを押して、案内を表示する
- 案内の「Safari / Chrome で開く」ボタンを押す
- 通常のブラウザで同じ編集画面が開くので、そのまま印刷する(入力内容も引き継がれます)
Instagram・X・Facebook などで開いている場合
- 画面の右上または右下のメニュー(「…」や「V」)を押す
- 「ブラウザで開く」「Safariで開く」「Chromeで開く」「デフォルトのブラウザで開く」のいずれかを選ぶ
- 開き直したページで、あらためて入力して印刷する
メニューに見つからない場合は、ページのURLをコピーして Safari や Chrome のアドレスバーに貼り付けて開きます。この方法では入力内容が引き継がれないため、開き直してから入力し直してください。
屋外・水まわりで長持ちさせる工夫
- ラミネート: 100円ショップの手貼りラミネートフィルムで十分。水濡れ・色あせに強くなります
- 入口ガラスに貼る場合は、外向き掲示は日焼けが早いので月1回の貼り替えを前提に
- テープは四辺をしっかり。角が浮いたPOPは古びた印象を与えます
まとめ
サイズは「見る距離」で選び、印刷画面の用紙サイズをエディタと合わせて余白を「なし」に。まず1枚試し刷りしてから本番へ。プリンターがなくてもPDF保存からコンビニ印刷ですぐ掲示できます。テンプレートを選んで、さっそく作ってみましょう。
