POPは「無言の販売員」と呼ばれます。スタッフが声をかけなくても、商品の魅力や店のルールを24時間伝え続けてくれるからです。この記事では、デザインの経験がない方でも今日から実践できる、店頭POPづくりの5つの基本原則を紹介します。
原則1: 3秒で伝わる情報量にする
お客様がPOPを見る時間は、歩きながらの一瞬——長くても3秒程度と言われます。その間に伝えられるのはメッセージひとつだけです。
- 一番伝えたいこと(割引率・商品名など)をひとつ決める
- メインの文字はできる限り大きく。目安は「用紙の1/3を占める」くらい
- 補足情報(期間・注釈)は小さくてかまいません。読みたい人だけ読みます
「あれも書きたい、これも書きたい」と情報を詰め込むほど、何も伝わらないPOPになります。迷ったら削るのが正解です。
原則2: 数字を主役にする
「お買い得!」より「50%OFF」、「人気です」より「1日80食売れています」。数字は言葉より速く、具体的に伝わります。価格・割引率・個数・時間など、使える数字がないか探してみてください。
原則3: 色は3色まで。色の意味を利用する
色数が多いほど「うるさい」印象になり、かえって読まれなくなります。ベース(白)+メインカラー+強調色の3色以内に抑えるのが基本です。色にはそれぞれ心理的な連想があるので、目的に合わせて選びましょう。
- 赤・オレンジ: お得感・緊急性。セール・割引の定番色
- 黄色: 注意・明るさ。新商品や注目させたい場面に
- 青: 信頼・清潔。案内表示や決済案内など実用情報に
- 緑: 安心・健康。産直・オーガニック・おすすめ商品に
- 黒: 高級感。プライスカードを引き締めたいときに
原則4: 貼る場所は「目線」と「動線」で決める
どんなに良いPOPも、見えない場所では存在しないのと同じです。
- 大人の目線の高さ(床から140〜160cm)が最も見られます
- お客様が立ち止まる場所(レジ・入口・エレベーター前)は熟読される特等席
- 商品のPOPは、その商品の「すぐそば」に。離れていると効果が激減します
- 貼ったら必ず、お客様と同じ動線を歩いて見え方を確認しましょう
原則5: 「鮮度」を保つ
日焼けして色あせたPOP、終わったセールの貼りっぱなしPOPは、店全体の印象を下げます。POPは生鮮食品と同じで鮮度が命です。
- 期間もののPOPは、終了日に必ず剥がす(作成時にカレンダーへ登録を)
- 常設POPも3ヶ月を目安に貼り替えると、店の景色が新鮮に保たれます
- ブラウザで作れるツールなら、貼り替えのたびに数分で再作成できます
まとめ
①メッセージはひとつ ②数字を主役に ③色は3色まで ④目線と動線に貼る ⑤鮮度を保つ——この5つを押さえるだけで、POPの効果は大きく変わります。テンプレート一覧から選べば、この原則に沿ったPOPを数分で作成できます。
